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2022年 11月 01日
10月13日~23日。東京の「土日画廊」で、 田尻幸子さんの個展「ひかりのつぶ Ⅲ」が開かれました。 もともとは住宅だった画廊の一室の 窓辺から床に薄茶色の球体が群れてうずくまり いくつかは鈍く光っています。 窓から入る午後の光の中で 最初にそのさまを見た私の印象は、 「怖い」「何か怖いものが出て来そう」でした。 粒が何かを内包する気配を「怖い」と感じたのは、 災害や疫禍や戦禍、環境変動などの脅威が続き 外界に身構える私の心が 映し出されたのだろうと思います。 そこにずっと在りながら見えていなかった 微かな光が見えて来ました。 周囲が暗くなると共に見えなかったものが見えて来る。 時間を経て初めて見ることができたその変化、その光景は、 この日の私には「聖らか」な「希望」と感じられました。 帰り際に私は、 「田尻さんの作品を見ると生き返る」と言っていました。 自分でも思いがけない言葉でした。 田尻作品を介して、 自分の中から不思議な反応、未知の反応が湧き出る時、私は、 生きている自分を感じるのだと気づきました。 これまでも、今回も、 そのような体験を与えてもらえました。 田尻さん、土日画廊、作品が形造られるまでに在った 多くのものに感謝します。
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| 2022-11-01 07:39
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2022年 08月 10日
福岡県柳川市の「柳川市民会館・水都やながわ」では、
8月3日から8月21日、会館主催イベントとして 「アートを通して平和を考えよう: LOVE & PEACE 2022」が行われています。 福岡県の現代美術作家による 「LOVE & PEACE」をテーマにした作品や、 福祉施設とのコラボレーション作品が ギャラリーで展示されています。 また会館前の掘割広場では、参加型アートとして 「ラビリンスウォーク」と 「ウィッシュ・ツリー」が行われています。 ウィッシュ・ツリーは、柳川市にゆかりがある オノ・ヨーコさんが世界各地で行っている 参加型アートでもあります。 * * * * ラビリンスウォークは、川口あこさんが、 市民会館前の広場の芝生にロープを張って 五周回のクレタ型ラビリンスを描きました。 8月3日には、川口さんによる ラビリンスウォークのワークショップが行われました。 ラビリンスを歩くと共に、中心に置かれたチャームを ウイッシュ・ツリーに結びました。 素足の人、靴の人。ゆっくり歩く人、走る子。 踊るようにステップを踏む人、空を仰ぐ人。 さまざまな姿が共にそこに在ることそのものに、 「平和」が感じられました。 「アートを通して平和を考えよう:LOVE & PEACE 2022」は、 8月21日まで開催されています。 詳しくは柳川市民会館のイベント情報サイトをご参照ください。 *写真は川口あこさんの承諾を得て掲載しています。
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| 2022-08-10 10:07
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2022年 08月 02日
ラビリンスウォークは、
1990年代の北米での大ブームを経て、現在では 足で歩くラビリンスが教会や学校・病院・公園に 多数常設されています。 指で道をたどるフィンガーラビリンスによる黙想も広がり、 紙に印刷したラビリンスを用いる他、 タブレットやスマホ用のアプリケーションもあります。 木やプラスチックの板に道を刻んだフィンガーラビリンスは、 目を閉じても行える良さがあります。 プラスチック製は頻繁に消毒をする 病院や高齢者施設で使われています。 木製のものは手触りが良く、心が落ち着きます。 フランスのシャルトル大聖堂の堂内に中世に据えられた シャルトル・ラビリンスや、ロバート・フェレが作図した シャルトル・エッセンスを木の板に刻んだ フィンガーラビリンスを販売しています。 * * * * またこのたび、 シュタイナー教育の教材などを長年販売して来た ペロル・オリジナルの木製ラビリンスを 購入できるようになりました。 玉を転がして道をたどるように作られたものですが、 道の刻みは指でたどるのにもふさわしく、 中心に至り平らな面に手の平を当てると、 広がりが感じられ安らぎます。 日本製の木製ラビリンスができたことで、 ラビリンスの道をたどる黙想が 日本でもよりおこないやすくなりました。 静かな黙想と祈りのひとときを通して この困難な時代を歩むための 心の静けさが得られますようにと祈ります。 ペロル・オリジナルのラビリンス フィンガー・ラビリンスによる
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| 2022-08-02 12:07
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2022年 07月 05日
ルーテル神学校の附属研究所、
デール・パストラル・センターでは、 「五感のクリスチャン・スピリチュアリティ」と題する 公開学習講座をおこなっています。 コロナ禍で中断していた対面での講座が、 六月の感染状況の落ち着きを踏まえて再開され、 講座の一項目としてラビリンス・ウォークも実施されました。 また、講座受講生以外の学生や大学関係者も歩けるように、 6月27日(月)~7月1日(金)の5日間、 大学チャペルにラビリンスが設置されました。 多くの学生が初めてラビリンスを歩き、 歩いたことがある人も再訪しました。 #
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| 2022-07-05 08:10
| LWJの活動
2022年 06月 27日
滋賀県近江八幡市にある、祈りと黙想のリトリート施設
「アシュラムセンター」は、 昨年、ヴォーリズ建築の「シメオン黙想の家」の庭に ラビリンスを常設しました。 このたび、京都西田町教会の中川好幸牧師制作による、 黙想の家とラビリンスの紹介動画が公開されました。 日本語のナレーション付きのラビリンス動画として、 初めてのものです。 アシュラムセンターのウェブサイト 「会場案内」のページで観ることができます。 #
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| 2022-06-27 12:50
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