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2016年 10月 26日
10月22日。東京都小金井市の聖霊修道院の
「ラビリンス・メディテーション」の会に参加して来ました。 初めて参加される方が数名、 全体で15名ほどがラビリンスを歩きました。 まわりの木々が剪定されて、 ラビリンスの空間は少し明るくなっていました。 この秋一番の寒さを感じたこの日。 夏のあいだにあれだけ働いていたアリはすっかり数が減り、 鳥の羽根が数枚、ふわりと道に落ちていました。 風を切る羽根ではなく身に添う小さな羽根に、 柔らかく包まれ温まるさまを思いながら歩みを終えました。 年内はあと1回。来年も8回が予定されています。 #
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| 2016-10-26 14:22
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2016年 10月 12日
マギーズ・センターは、
1996年に英国のエディンバラに最初に開かれました。 がんを経験した人とその周囲の人たちのために、 家庭的な、生きる喜びが感じられる空間と 看護職・心理職によるサポートを提供しています。 20年を経た今では英国内だけでなく、 欧米各国に広がり、東アジアでは香港にも開設されました。 10月10日。日本で最初のマギーズ・センターが 周囲数キロ圏内に6ヶ所のがん拠点病院がある 東京都江東区の豊洲に開かれました。 医療の知識と援助経験を持つ専門職である 看護師の秋山正子さんと、 当事者としての経験とテレビ局記者としての経験、 若いエネルギーを持つ鈴木美穂さんの、 おふたりが共同代表を勤めておられます。 * * * * 10月10日と11日にあった センターの内覧会には参加できなかったのですが、 11日夜に行われた講演会を聴いて来ました。 マギーズ・エジンバラのセンター長でがん専門看護師の アンドリュー・アンダーソンさんが マギーズが提供するサポートについて語り、 マギーズ・センター本部事業開発部長の サラ・ビアードさんが、資金調達や管理などを語りました。 英国のマギーズはチャリティ文化に支えられており、 困難な情況にある人がサポートを無料で受けられます。 日本でもボランティアや寄付の文化が育ちつつある中で、 新しいネットワークによる新しい活動が始まっています。 マギーズ・センターは、その名を冠した マギー・ケズウィック・ジェンクスさんがガーデン・デザイナーで、 夫のチャールズ・ジェンクスさんは建築評論家であることもあって、 「人を癒す空間」としての建築と庭を重視しています。 各地のセンターは著名な建築家が手がけており、 ザハ・ハディッドや黒川記章も名を連ねています。 英国のマギーズ・ダンディーの前庭には、 芝生と敷石でラビリンスが描かれています。 直径32メートルとのことですので、 黙想のために歩くというよりは、 人生の道のりを表すシンボリックな図形として あるものかと思われます。 #
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| 2016-10-12 10:32
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2016年 10月 04日
既に一度お知らせしていますが、
10月28日(金)と29日(土)、 熊本市でラビリンス ウォークが開催されます。 今回のラビリンス ウォークは ギャラリー楓(ふう)の企画により、 インスタレーション「田尻幸子展」(10/22〜11/6)の ワークショップとしておこなわれます。 インスタレーションもラビリンス ウォークも、 空間に形や色や光や音が加わり、 訪れた人が加わることで、 特別な体験が生まれます。 地震後半年の熊本の地。 「人生の道」「巡礼の道」と言われる ラビリンスの道を歩く人の心に どんな響きが生まれるのでしょう。 さまざまな方のお力添えをいただいていることへの 感謝とともに、心静かにその日に備えています。 #
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| 2016-10-04 17:08
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2016年 09月 29日
東京ユニオンチャーチ(TUC)の教会報
「Koinonia」2016年秋号に、この6月に行われた 「サイレント・リトリート」の記事が掲載されました。 TUC副代表ピーター・マティスさんと、 記事の執筆者であるジャネット・タケヤマさんの許可を得て、 以下に翻訳し転載します。 TUC 第1回「サイレント・リトリート」 〜Be Still and know that I am God 汝ら静まりて 我の神たるを知れ〜 (詩編46:10) 「サイレント・リトリート」と聞いてまず思うことは、 「ずっと黙っていられるだろうか?」でしょう。 けれども、この会の目的は黙り続けることではなく、 初心者として黙想してみることと、 仲間たちと共に静かに休らい、楽しむことでした。 六月の末、私たちはそのような恵みの時を過ごしました。 東京都下にある修道院のシスターたちは、 私たちを暖かく迎えてくれました。 生い茂る木々に囲まれた庭に、ラビリンスがありました。 静けさを破るのは鳥の声だけという自然の中で ラビリンスを歩いたのは、 とりわけ素晴らしいひとときでした。 このリトリートを担当したピーター・マティスは、 センタリング・プレイヤー、レクティオ・ディヴィナ、 ラビリンスを歩く、日記を書く、詩を書く、という、 さまざまな黙想の方法を紹介してくれました。 * * * * 参加者の感想を記します。 「このリトリートは、私がずっとできないでいた 霊的な鍛錬を模索する環境を与えてくれました。 目的を共にする人たちと集い、妨げになるものがない中で、 試み、探索し続ける勇気をもらいました。」(メアリ・フォスター) 「携帯電話やコンピュータから時間的空間的に 離れていればいるほど、神に近づきます。(中略) 沈黙の中の方が神に耳を傾けやすくなります。(中略) ラビリンスを歩きながら、周りの木々がすべて 神に創造されたものであり、私たちを見守り、 祈りを助けてくれているように感じられました。 木々は確かに、祈りと賛美に結びついていました。」 (リチャード・ガードナー) * * * * 庭で書かれた詩、二篇。 密やかな庭で 私たちは夢を訪ねる。 安らぎに満ちた静かなそこは 主に出会うところ 主よ、思考の枝を刈り込むために 聖なる枝切りばさみをお貸しください。 いえ、その、刃が鋭くはない方を。 (ジャネット・タケヤマ) #
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| 2016-09-29 14:25
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2016年 09月 20日
9月17日と18日。
日本スピリチュアルケア学会の第9回学術大会が東京で開かれました。 聖路加国際病院名誉院長の、日野原重明先生が理事長をされているこの学会では、 医療・宗教・心理・福祉・教育など、学問領域や職能を越えた人々が集い、 現代日本におけるスピリチュアルケアに関する理論的な議論を重ねつつ、 看取りや緩和ケア、災害や事故の遺族の会など、 現場の実践報告が行なわれています。 私は上智大学グリーフケア人材養成講座での学習中に会員となり、 今大会では「ラビリンス・ウォークによるスピリチュアルケア」 と題して発表させて頂きました。 質疑応答では的を得た質問を頂き、私が不案内な分野について フロアから教わることもあり、充実した学びの時になりました。 今後とも学会活動を通して研鑽を重ね、 実践に役立てて参ります。 #
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| 2016-09-20 17:31
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