by LabyrinthWalk |
2020年 03月 31日
コロナウィルスに抗して、外出や集会を制限している現在。
生活の変化や情報の渦に、精神的な疲れもたまって来ます。 一日のどこかで黙想のひとときを持つと、 心が休まるかもしれません。 室内で、一人でできる黙想としては、 マインドフルネス瞑想やヨガのように 呼吸や身体に意識を向けながら行うもの、 プレイヤー・ビーズ(念珠やロザリオ)を繰る、などの他に、 膝上サイズのラビリンスを指でたどる、 「フィンガー・ラビリンス(指ラビリンス)」もあります。 この方法が自分に合っているかを試して頂けるように、 おこない方をここに記します。 「フィンガー・ラビリンス」に使える図版は、 The Labyrinth Society のウェブサイトから、 シャルトル・ラビリンスと、古典的七周回ラビリンスが ダウンロードできます。 * * * * 次のようにおこないます。 1.しばらく静かに過ごせる場所をみつけます。 静かな音楽をかけたり、お香を焚くなどしても良いでしょう。 2.いくつか深呼吸をし、ラビリンスの入口に注意を向けて、 これからラビリンスをどのように使いたいか心に問います。 ・今ここの瞬間瞬間に意識を向ける。 ・自分が何を感じているかを観察する。 ・ひとときをただ静かに過ごす。 ・心の中で祈る。など。 ラビリンスの周りの円を、時計回りに、手でゆっくりとたどりながら この時を過ごすのも良いでしょう。 3.準備ができたら、利き手ではない方の中指を入口に置きます。 ゆっくりとたどるためですが、
あまりにもやりにくければ、どちらの手の、どの指でもかまいません。 4.中心に向かってゆっくりと道をたどって行きます。 自然な呼吸のリズムに合わせて進んでみるのも良いでしょう。 途中で休んだり、やめても構いません。 5.さまざまな思いが浮かぶのは自然です。 浮かび上がって来た考えやイメージにはとらわれず、 来るにまかせ、去るにまかせましょう。 6.中心に着いたら、しばらくそこに留まります。 何を感じているか、心と体に意識を向けてみましょう。 祈りながらたどった人は、捧げたのちの体験を受け取りましょう。 7.外に戻る準備ができたら、同じ道を逆にたどります。 8.外に戻ってもたどり足りない気持ちであれば、 周りの円を時計回りにたどってみるのも良いでしょう。 9.たどり終えたり、途中でやめたら、 ラビリンスの上に両手を置いて、 今の体験を大切にふりかえりましょう。 10.ふりかえりを終えたら手を離し、この時間を終えましょう。 11.体験を書き記したり絵にして、内省を深めることもできます。 この困難な時に、 「人生の道」「巡礼の道」「通り抜けた試練の軌跡」を 象徴するラビリンスをたどりながら、 静かな黙想のひとときを得られますように。 *3月31日の記事を5月20日に改訂しました。
by LabyrinthWalk
| 2020-03-31 12:02
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