by LabyrinthWalk |
2018年 10月 24日
名古屋市八事の聖霊修道院に
9月7日に完成し、8日に神父様から祝福を頂いた ラビリンスを歩きに伺いました。 東京都小金井市の聖霊修道院に続く、 二つ目の屋外常設ラビリンスです。 この機会に、設置にご尽力された シスター村上多美代と、 水谷建設株式会社の 水谷孝 代表取締役から、 お話を伺う時間を頂けることになりました。 ラビリンスの導入を検討されている 飛騨千光寺のご住職大下大圓さんや、 東京の大学でラビリンスを研究している大学院生さんも 名古屋に集いました。 門を入った左手の、以前は幼稚園の園庭であった場所に 本格的な七周回シャルトル・ラビリンスが据えられています。 直径16m。入口から中心までの道の長さは208m。 米国のNPOヴェリディタスが提供している 布製の11周回シャルトル・ラビリンスや、 東京都小金井市の聖霊修道院の庭の 5周回のラビリンスと同様、 往復400mほどの黙想の道です。 日本で初めての 常設七周回シャルトル・ラビリンスは、 詳細まで丁寧に検討して制作されました。 細かな自然石を樹脂で固めて描いた線は、 ラビリンスの模様を美しく描き出しています。 今回、私は、 昼は晴天の陽の光を受けて輝く道を歩き、 中心に立って上空を渡る飛行機雲を眺め、 夜は十三夜の月光と街灯の薄明かりに ほのかに浮かび上がる道を、 秋の虫の声を聞きながら歩きました。 中心で振り返ると、修道院の鐘楼がありました。 自分では気づいていない時にも見守られている、 自分の計らいを越えて導かれている、 ということを思いました。 時間的にも距離的にも広々と広がる世界を感じ、 その中での自分の存在のささやかさを感じ、 心が軽くなりました。 聖霊修道院では、ほぼ月に一度のペースで 「ラビリンス・メディテーション」の集いが行われており、 初めて歩く人のための説明もして頂けます。 何人もの方の熱意と尽力によって完成したラビリンス。 多くの方に歩かれることで充実した場になりますよう、 心から願い、お祈りしています。
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| 2018-10-24 13:55
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