by LabyrinthWalk |
2018年 09月 24日
9月18日、
目黒不動尊 瀧泉寺の、瀧口康道副住職にお声かけ頂き、 「何のために祈るのか? ~ネイティブアメリカンと 仏教者の智慧の交流~」に参加して来ました。 来日したネイティブアメリカン、アニシナベ族の メディスン・マンであるレッド・ナイフ氏らと共に、 目黒の龍泉寺で護摩法要に参加したのち、 碑文谷の圓融寺まで歩き、 仏教とネイティブアメリカンの象徴や儀式の共通点や、 「何のために祈るのか」についての話を聞きました。 圧巻はその後、 ネイティブアメリカンのメディスン・マンと 天台宗の僧侶が共に祈りの場を司り、 聖なるパイプの煙と焼香の煙が天に向かう中、 アニシナベの歌と般若心経が同時に歌い唱えられ、 その後の沈黙の時間には、 雨上がりの静けさがありました。 昼の目黒不動尊の護摩の炎と 夜の静けさと月光は、 私達の作った熱気とその後の静寂に 重なって感じられました。 私が仏教の法要に参加していつも思うのは、 私自身を含めてほとんどの参列者が お経を唱えられないことの弱さです。しかし この夜は皆が声を出し、うねりが生まれました。 おそらく、 集って直ぐに共に歌い唱えても あのような場にはなり難く、 数時間かけて一緒に歩いたり法要への参加を通して 生まれ得た体験なのだろうと思います。 参加者ひとりひとりは異なりますし、 ネイティブアメリカンの宗教と仏教は異なります。 それでも人類としての類似性を基盤に、 共にひとつの祈りの場を作り上げ得る。 そう実感する体験ができました。 当日、目黒不動尊の境内に広げられました。
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| 2018-09-24 16:10
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