by LabyrinthWalk |
2016年 03月 26日
上智大学グリーフケア研究所による
人材養成講座基礎コース一期生として このたび二年間の学びを修了しました。 世界保健機関(WHO)の執行理事会では、1998年に、 健康の定義に身体的・精神的・社会的な側面だけでなく、 霊的(スピリチュアル)な側面を加えることについての 討議が行われています。 健康の定義の変更に関する総会審議は行われませんでしたが、 2002年に定めた緩和ケアの定義には、 患者や家族の身体的・心理的な痛みや問題に加え、 霊的(スピリチュアル)な痛みや問題への対応が含まれました。 上智大学の人材養成講座では、 宗教学、死生学、グリーフケア原論、スピリチュアルケア原論、 臨床哲学、臨床倫理、精神医学、臨床心理学、社会福祉学、 先端医療・緩和医療、など、 グリーフケアやスピリチュアルケアに関わる者に役立つ 基礎的な諸学を学びました。 創成期にあるこの活動に道をつけるために、 宗教学者、宗教者、医療者、心理士などの専門家が 草はらに分け入るように新たな領野を切り開き、 それぞれの分野のあいだで恊働し、 人材を養成しておられます。 すでに現場を持っている受講生も多く、 この分野に関心を抱き、学び、実践を志す 同期生とのご縁もありがたいものでした。 高い志を抱かれた先生方のご指導と、 同期生の励ましに応えられるように、 学びを実践の場に還元し、学びを続け、 実らせたいと思います。
by LabyrinthWalk
| 2016-03-26 18:25
| 関連情報
|
ファン申請 |
||